月に2回参加している「源氏物語を読む会」今日は特別編で「着物で源氏を読み解こう」という趣向。参加者は全員着物着用でした。
源氏の正妻葵の上が子供を産み、六条御息所の物の怪に取りつかれて死んでしまうくだりを、六条御息所に焦点を当ててレクチャーを受けました。紫式部が描いた平安の雅、源氏物語は今から千年以上も前に書かれているにもかかわらず、紫式部の人間の洞察力の深さと表現には、(口語訳の助けを借りて)ふむふむとうなずいてしまいます。
着物はすたれ行く日本の文化の一つです。着物を着る度に、この素晴らしい文化をどうやったら後世につなげていけるのだろうと考えます。